私の前職は、カタログやポスター撮影におけるインテリアスタイリストです。 フリーランスの駆け出しの頃は、スタジオに居候してた時期もあり撮影の手伝いもさせられていましたので、当然ストロボも扱えますし4×5カメラで撮影もできます。 そして現在は、言わずと知れたカタログやポスターのフォトリアルCG制作です。 近年のカタログやポスターは撮影からフォトリアルCGへとシフトしてきていますので、 スタジオがCGチームを持つことも多くなりました。 CGクリエーターは、ライティング、カメラワークが苦手なのでカメラマンとタッグを組むことは、理想的なスタイルのはずですがうまく機能していないことが多いことに疑問を感じていました。 しかしMaxwell Render 3.0 活用セミナーでその理由がよくわかりました。 カメラマンはカメラマンの言語があり、CGクリエーターはCGクリエーターの言語があります。この言語とは、専門用語だけではなく、考え方や流儀も含みます。 例えて言うならカメラマンは英語をしゃべり、CGクリエーターは中国語をしやべりお互いの言語はまったくわからないという状態です。 身振り手振りでコミュニケーションを取りますが、お互いの考えは伝わるはずもなく次第にイライラして、うまくことが進まないようです。 おかげさまで私はバイリンガルなので、どちらの言語も理解できます。 理解出来るがゆえに、言語に違いには気がついていなかったわけです。 自分自身が仕事をする上では不自由しませんが、無意識にカメラマンやデザイナー、ディレクターに中国語で説明したり、CGクリエーターに英語で説明してしまっていたことがあるのではないかと反省しています。 これからは、セミナーなどにおいても適正な言語でしゃべるように心がけたいと思います。 ちなみに自分を例えるなら中国にいるアメリカ人といったところでしょうか。