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7月, 2014の投稿を表示しています

Network Rendering について

新しいMac Proが増えてからMaxwell RenderのNetwork Renderingを実行していなかったので、念のためテストをしてみた。 このような簡単なシーンを用意して、サンプリングレベル15までレンダリング。 ライティングは、外光にフィジカルスカイ、室内照明はシーリングライトの部分がすべてエミッターを使用。 レンダリングテストには、ほぼ同スペックの12コアマシン(Mac Pro)を3台使用します。 Maxwell RenderのNetwork Renderingは静止画の場合、各マシンがレンダリング計算に乱数シード値を使って同じ画像をレンダリングします。 1枚の画像を3台でレンダリングするのではなく、3台が同じ画像をレンダリングします。同じ画像を3枚レンダリングするという意味です。 レンダリング終了後に3枚の画像はマージされて1枚の画像になります。 要するに高周波ノイズの違うパターンの画像をマージ(補間)してノイズの少ない画像を生成するわけです。(ちゃんとサンプリングレベル15相当の画像になります。) この仕組は、非常にロスが少ないです。 1台でレンダリング・1h16m49s 2台でレンダリング。36m49s 3台でレンダリング。24m29s ほぼ、2台の場合は50%、3台の場合は33%ぐらいの時間になります。 (レンダリングの条件によっては多少変わってきます) これぐらい予想通りの結果が出てくれると非常に助かります。

フィジカルスカイ・フィジカルサンについて

フィジカルスカイ・フィジカルサンについてのお話を少し。 ディフューズ量86%の白の平面とミラーのボールを置いたシーン。 2014年6月21日12:00 ロケーション・東京の空、かすみ具合は1.0の設定。 まず、これはMODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサン。 青みが強い。(空の色は浅いのにシーン全体が青いのは困ります。) 太陽の映り込みがほぼなし。(見た目の太陽の輝度があまりにも低すぎる。) フォトリアルCG制作には向かないというか無理。 こちらは、Maxwell Renderのフィジカルスカイ・フィジカルサン。 ちゃんと太陽も適度な明るさで映り込んでいるのでよろしい。 空が青くてもシーンは青くない。(こうでなきゃ!) 例えば、サッシなどの金属部にも太陽の映り込みが反映されるので、リアリティがあります。 これは、MODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサンですが、フィジカルスカイ・フィジカルサンとも輝度のクランプを外して入力ホワイトレベルを50w/srm2にしています。 地面が明るすぎますが、輝度をクランプするよりは随分まし。 でも太陽はない。クランプ外したんだから見た目の輝度を上げてよ! MODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサンの太陽を下から見上げたアングル。 左上の小さな白が太陽。右下はミラーのボールです。 そら、映り込まんわ!というような太陽。 Maxwell Renderのフィジカルスカイ・フィジカルサン。 やっぱりこれが正解でしょ! これはMODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサンで夕方の6時。 明るさは調整すればいいですが、空と太陽の明るさのバランス、空の色がまったくダメ。 空より太陽が暗く黄色いなんて…。もしかしてPM2.5か? これは、Maxwell Renderのフィジカルスカイ・フィジカルサン。 いいねぇ〜。 これは、クランプを外したMODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサン。 modo601ぐらいまでのフィジカルスカイ・フィジカルサンだともう少しいい色出せたんですけどね、今のは無理。 これも、クランプを外したMODO801のフィジカルスカイ・フィジカルサン。 朝の6時です。 カメラアングルは変えていないの