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2月, 2016の投稿を表示しています

Bunus Tools

MAYAにはBunus Tools という追加でインストールする公式のプラグイン集があります。 Bunus Toolsはメニューからだとこんなに沢山の機能があります。 ちなみにグリーンの項目はMAYA2016で追加されたものです。 またBunus Toolsには専用のパネルもあります。パネルはタブの切り替えで3パターン。 ブラウザ トランスフォーム関連 スナップ関連です。 少々デカくて配色がMAYAらしくないと思っていましたが、MAYA2016でアイコンがリニューアルされたので、まぁ〜そんなに悪くもないかぁ。 これだけあるとまだまだわからないことだらけです。こんなものがあるんですぐらいのことしか言えないですが、前回の数値入力の続きで少しだけご説明します。 Move、Rotate、Scale の項目は入力した数値が単位になります。例えば、Moveに30cmを入力してAxisをXにしてあるとOffset-ボタンをクリックするとX-30cm移動します。またOffset+ボタンをクリックするとX+30cm移動するというシンプルな仕組みになっています。90cm移動するならカチカチカチと3回ボタンをクリックします。Rotate、Scaleも基本的には同じ仕組みです。回転は45度にセットして90度ならカチカチっとクリックみたいな感じです。決まった数値で何度も移動や回転、スケールするならこれが一番楽ちんだと思います。その下にあるPivot Transformは素早くマニピュレータの位置をセットできるのでよく使います。MODOも「センターをバウンディングボックスへ」という機能で素早くマニピュレータの位置を上下左右前後にセットできるのですが、上の場合は上の中心というように全て中心になってしまうのですが、実務だと上の右端とか、上の前中心とかいろんなケースがあるわけですが、Pivot Transformは問題なくできるのでありがたいです。 あとは、Advanced Transform のBounding Box Scale もよく使います。オブジェクトのバウンディングボックスを指定サイズ(cm)にスケールしてくれます。ピボットの位置を基準にスケールするので結構応用がききます。ただ、これはエレメントの場合もスケールはするのですが、ピボットの位置が基

数値入力

地味な話ばかり続きますが、仕事する上で大切な部分でもありますので、もうしばらくお付き合いをよろしく! 例えばオブジェクトまたはエレメントを移動する場合に決まった数値分移動すること もあれば、移動してその移動距離を取得したいこともあります。 MODOやCINEMA4Dはマニピュレータを移動させると、マニピュレータの近くに移動した数値が表示されるので、どれだけ移動したかわかります。またMODOは移動のトランスフォームの項目でもわかります。MODOはほとんどのツールに数値が表示されるし、数値を制御できるので、大変便利だと思います。 MAYAはマニピュレータを移動すると移動した数値を表示する機能は基本的には多分ありません。しかしユニバーサルマニピュレータだけは移動量だけではなくオブジェクトのサイズも表示されます。また表示されている数値を変更するとその数値分移動、サイズ、回転します。マニピュレータのハンドルをクリックすると数値入力フィールドが出てきます。 すごく多機能で「大したことできそう」感が漂いますが、オブジェクトのバウンディングボックスに対しての操作だけなので大したことはできません。あまり使われていないからか、MAYA2015はシェルフにあったはずですが、MAYA2016ではメニューからしかアクセスできまん。 ではMAYAで移動した距離を取得する方法は?と一瞬考えましたがこれぐらいのことなら少し調べればmelで書けます。とにかくどこかに表示できればいいわけですしね。とは言ってもそんなことしている暇もないので、現状はスクリプトエディタに表示されるコマンドから移動距離を確認しています。 (はい、mel書かなくても表示できちゃいました。) さて、次に移動させる数値がわかっている場合はマニピュレータで移動するよりは即数値入力が一番手っ取り早いわけです。MODOはWキーで移動ツールを起動して数値を入力してspaceキーまたはQキーで移動ツールを解除という流れになりますが、以前からこれ結構面倒な手順だなと思っております。 MAYAは数値入力で移動するにはステータスラインにある入力ラインが手っ取り早いです。 ハイパーシェードのアイコンの横にありますが、多分デフォルトでは畳んでありますので、ひっそり感はマックスです!また、見た目もかなり「大したこと

MODOとMAYAのスナップ

MODOのスナップ機能は、オプションで細かく設定ができ、通常のスナップ以外に「スナップと精密」には回転スナップやスケールを使ったスナップなど多彩なスナップ機能が搭載されている。非常に優秀なスナップ機能だと思います。 しかし、欠点をあげるなら複雑なポリゴンメッシュの場合にかなり待ち時間がながくなるし、動きが鈍くスナップさせることが難しくなる。また最悪の場合フリーズしてしまうこともある。 常々私がスナップに関して思うのは、何をどこにスナップさせるかは決まっているのだからスナップさせたいものを選択したらスナップさせるエレメントを指定するだけでいいのではないかと思う。移動させてスナップさせる仕組みは途中にあるものもスナップ対象として計算され動きが鈍くなったりスナップさせることが難しくなる。しかし、スナップをさせるものを選択してスナップさせたいエレメントを指定する方法は、移動する方向を決めておく必要がある。XYZすべての方向に移動してスナップしてほしい場合もあれば、例えばX軸方向に移動してスナップして欲しい場合もあるからだ。 MAYAのスナップはステータスラインにひっそりとある。基本的なスナップは左からグリッドスナップ、カーブスナップ、ポイントスナップの3つだけ。アイコンをクリックすればオンになる。その他の項目は使い方が違うので今回の省きます。 このスナップもまた一見「あまり大したことできなそう」に見えるがプロツールなのでこれでいいのだぁ!エッジスナップの項目はないが、「安心してください!」カーブスナップはエッジにもスナップします。 これらのスナップにはショートカットがある。グリッドスナップがX、カーブスナップがC、ポイントスナップがVです。ショートカットはキーを押すとオンになるのではなく、押している間だけオンになる。素晴らしいのはスナップさせるエレメントを中ボタンクリックするとそのエレメントにスナップします。選択したものをその位置まで移動してスナップさせる必要がありません。例えばAの頂点をBの頂点にX方向の位置を合わせたいのであれば、Aの頂点を選択してマニピュレータのX軸をクリック、次にBの頂点をVキーを押しながら中ボタンクリック、それだけです。Aの頂点とBの頂点がどんなにはなれていても瞬時にぶっ飛んできます。とてもスピーディで気持ちのいいスナップです。

MAYAのマニピュレータその2

一般的にマニピュレータはX赤、Yグリーン、Zブルーになっています。またMAYAはセンターが黄色になっています。センターが黄色の状態ですべての軸がフリーの状態です。 例えばX軸をマウスでドラッグして移動すれば、X軸が黄色になります。また、X軸をクリックしても黄色になります。黄色いX軸がフリーでY、Z軸はロックされた状態になります。X軸にしか動かないのでマニピュレータを動かさなくても画面内を中ボタンドラッグで移動できます。 またモデリングツールキットからでも軸のロックはできます。赤のXのボックスをクリックするとYとZのボックスはグレーになってX方向だけがフリーになります。またマニピュレータの絶対値も表示されているの色々と便利ですし、数値を入力することもできます。マニピュレータの話からはそれますが、ピボット編集の下にあるステップスナップは、MODOで言うところの「固定増分値」、CINEMA4Dだと「量子化」です。要するに1.00だと1cm刻みで移動します。例えば変更作業でいろんな箇所で3cm移動させる場合にMODOだと固定増分値を30mmにセットします。ただMODOはこの設定が初期設定にあって使い難いのでフォーム編集でツールバーに追加したりします。 MAYAの場合はいろんな箇所で3cm移動させる場合はもっといい方法があるのでそれはまた書きます。 ステップスナップはどのソフトにもある機能ですが、MAYAには相対値と絶対値があります。キャプチャは相対になっていますが、絶対にすれば絶対値の1cm刻みになり、現在XとYの絶対値には小数点以下2桁の数値になっていますがこれを整理することができます。 軸方向のロックはMAYAでは特にスナップの時によく活用しています。具体的な使用方法はスナップの時に書きます。

MODOとMAYAのマニピュレータ

MAYAを使い始めて1年半ぐらいになりますが、当初のMAYAのモデリングの印象は「あまり大したことできなさそう」でした。モデリングには定評のあるMODOをそこそこ使いこなせている自分の目には、MAYAはMODOよりかなり劣っているように映ったので、MODOでモデリングしてMAYAに渡すことから始めました。しかし仕事では変更や修正がつきものです。大きな変更はMODOにMODOッテ(戻って)作業すればいいですが、小さな変更でMODOにMODOル(戻る)のは非効率なので、小さな変更、修正はMAYAで行うように心がけました。 MODOはマニピュレータの位置、方向の制御にアクションセンターを使います。MODOがリリースされた当時はこれほどまでにマニピュレータを制御できるCGソフトはなく、アクションセンターは画期的な機能だと興奮したのを覚えています。 MAYAにも当然マニピュレータはありますが、アクションセンターのような洒落た名前の機能はなく一見「あまり大したことできなさそう」です。MAYAはマニピュレータの位置の制御にピボット編集を使います。ピボット編集はモデリングツールキットまたは移動、回転、スケールのツール設定から設定できますが、ショートカットのDキーでもピボット編集に入れます。またDキーの長押しで押している間だけピボット編集に入ることができるので、自分はDキーの長押しでピボット編集しています。ピボット編集中は任意のエレメントにピボットをセットすることができます。マニピュレータの方向はオブジェクト、ワールド、コンポーネントなどカスタム入れて8種類から選択できます。これも移動ではWキーを押した状態で、左クリックで移動のツール設定のほとんどが選択できます。 ここまでで、ショートカットを使ってアクションセンター同等のことが素早く設定することができます。さらにショートカットを使ってアクションセンターで難しいこともさらっとこなしてしまいます。別のエレメントをcontrol+クリックで、そのエレメントのローカル方向にセットすることもできます。また、別のエレメントをcontrol+shift+クリックすることでそのエレメントの方向へ向けることもできます。アクションセンターでも「自動」にしてアクションアクシスを2ハンドルにすればイレギュラーなケースもほぼ対応できますが、マニピュレー

MODOとMAYAについて

かなり忙しくてブログも半年以上放置してしまいましたが、MAYAを中心にMODOやCINEMA4Dのことなどを自分の覚え書きもかねて少しづつ書いていこうかと思います。 まずは、長年MODOをメインに使っておりますのでMODOからMAYAはどうなの?について書きます。操作(主にモデリング関連)でつねに使うのはビュー操作とトランスフォームの操作だと思います。これが思うように操作できないとかなりストレスになります。 MODOは他のソフトに基本操作をカスタマイズできるリマッピング機能が初期設定にあります。これを使ってビュー操作をMAYAに設定しています。MAYAのビュー操作はCINEMA4DもMaxwell Studioも同じなので、MAYAのビュー操作に合わせることですべてのCGソフトが同じになりました。 次にトランスフォームの操作のショートカットですが、これははじめからMODOとMAYAは同じ移動:W、回転:E、スケール:Rなので、まったくストレスになりません。CINEMA4Dはショートカットが違うの、そのうち同じに変更しようと思います。 そうそう、昨年12月にCINEMA4D Studio R17も新規購入しました。C4Dもこれからどんどん使っていこうと思っていますが、忙しい最中に購入したので本格的に使うのは春以降になりそうです。 話は戻りますが、MODOとMAYAを同時に使うのはほとんど違和感はありません。他に階層の開閉もMODOとMAYAは同じですし、わりと似た操作もあります。そんなわけで最近はMODOで空間などのデザインをしてあとはMAYAそしてV-Ray for MAYAでレンダリングというワークフローがほとんどです。 修正、変更などはMAYAでやりますので、その辺の使い勝手などはまた書きます。