2011/06/20

Maxwell Render 02

先日、Maxwellは、一般的なCGソフトと違う点は沢山あると書きました。
本日はそのあたりのことをCGソフトの考察を交えて簡単にまとめてみたいと思います。
まず、Maxwellには現実世界にはないものは、基本的にありません。
一般的なCGソフトというのは、もともとはイラストを制作するソフトであって、その技法としてライトやカメラの効果を一部取り入れていたと言えます。
時代と共に様々な機能が追加され現代ではフォトリアルな画像も制作できるようにはなっていますが、基本部分では当初の機能も沢山残っている。
CGソフトは、フォトリアルな画像を制作するためだけのものではないので、それでいいのかも知れないが、フォトリアルな画像を制作する上での矛盾点が多く、その矛盾点を隠すために様々なテクニックが必要になるわけです。

一般的なCGソフトにある、ポイントライト、スポットライト、エリアライトなどのCGのライトは、Maxwellにはありません。このような実態のないライトは現実世界にはないのでMaxwellにもないわけです。
Maxwellでは、オブジェクト(ポリゴン)に対してEmitterという、形状をライトとして使うためのマテリアルを割り当てます。
例えば、実際の電球と同じ大きさのポリゴンに電球の明るさを与えてあげれば実際の電球と同じように機能するわけです。

カメラには被写界深度の項目はありません。実際のカメラのようにピントの位置、レンズのミリ数、絞り、シャッタースピードでピントの範囲が決まります。また、広角レンズになれば、自然に周辺は暗くなります。(口径食)この辺りは、基本的なカメラの知識がないと扱いにくいかも知れません。

マテリアルでは、スペキュラー(光沢)、フレネル、反射、などの設定がありません。
CGのライトがないのでスペキュラー(光沢)は必要ありません。フレネルは材質の屈折率によって決まるので、屈折率を設定すればフレネルを設定する必要もありません。また、現実世界では、基本的にどんな物質も反射しています。反射しているので色が見えるわけです。光沢があるかないかは、表面に粗さによって決まることです。表面が粗いと反射が拡散するので光沢が弱くなり、表面が滑らかであれば、同じように反射するので光沢が見えるわけです。Maxwellでは表面の粗さをコントロールして光沢を設定するわけです。

最後にレンダリング関連では、コースティックの設定もありません。コースティックはあって当然のものなので、特に設定しなくても正確に表現されます。前回の暗い方のレンダリング画像では、床に金属パイプの反射コースティックが出ていますが、これもなにも設定していません。

他にも一般的なCGソフトと違う点はありますが、基本的な部分はこれぐらいでしょう。

4 件のコメント:

  1. はじめまして。いつも楽しみに拝見しております。
    Maxwellは気になるソフトですので、参考になりました。
    大分にもmodo user groupが出来ないかなあ・・・。

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  2. こんにちは。
    Maxwellはフォトリアルに特化したレンダラーで、過去の遺産を引きずっていないのがいいですね。
    しかし、レンダリングに時間がかかるので、すべてMaxwellでとはいかないのが現状です。

    大分のmodo user groupとまではいかなくても、まずは九州でmodo user groupが出来て、その中で大分のメンバーでも集まれればいいですね。
    また、各地で盛り上がれば、modo user group Japanでひとつになれればいいなぁと思ったりしています。^^

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  3. hibiさん こんにちは。
    九州でグループができたらいいですね。

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  4. Junさん、こんばんは。

    九州はマーズさんもありますし、ゲーム関係のCGプロダクションも多いですし、
    modoユーザーも結構いるはずです。
    まずは、modoユーザーの集まりからグループになっていけばいいですよね。

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