2011/09/27

なぜ、modoのモデリングは優れているのか?

連日、CINEMA4D、V-Rayと格闘してきましたが、ひとまず休憩。
あとはCINEMA4Dの日本語ヘルプが公開されてからわからないところを再度勉強します。

先日、CINEMA4D R13の仕様で困ったところがありサポートに連絡してMAXONにレポートしてもらいました。
どんな内容かと言うと、軸ハンドルをクリックした時点で少し移動(ずれ)してしまうのです。
(回転、スケールも同じく少しずれます。)
R13からは、微調整モードも兼ねているらしく、クリックしてからドラッグで移動という感覚ではなく、いきなりドラッグで移動という感覚で使用するらしい。
なるほど、そういう意味ではクリック時の移動(ずれ)は、問題にならないのかもしれないですが、そのことからCINEMA4Dの最大の問題点が見えたような気がします。
(これは、CINEMA4Dに限ったことではないと思いますが…)

最大の問題点とは、ユーザーの意思や操作より機能が優先されてしまうことです。
軸ハンドルの件もユーザーはクリックしただけで移動していないのですが、微調整モードの機能の都合で少しずれてしまうわけです。
クリックしてからドラッグで移動であろうが、いきなりドラッグで移動であろうがクリックした時点で移動してはだめなのです。これはユーザーの操作ではないからです。

また、これは以前からの仕様ですが、Xハンドルを操作して移動する場合でもスナップがオンになっていればX方向以外にも移動します。これも間違っていると思います。
Xハンドルを操作すると言うことは、ユーザーはX方向に移動するという意思を持って操作しているわけですから、スナップ機能が優先されてX方向以外にも移動してはいけないのです。

ベベル、ナイフ、押し出し…など、どの機能もCINEMA4Dは多機能です。
例えばナイフですが形状を横切るようにドラッグしてポリゴンをカットします。
当たり前の操作ですが、あなたはそれでいいですか?そのカットでいいですか?
なにを言いたいかというと、ほとんどの操作はマウスボタンを離した時点で決定されます。
ユーザーの判断とは別にマウスボタンを離した時点で確定されます。
必ずしもマウスボタンを離すことがユーザーの判断の確定ではないはず。
カットする位置がそれでいいかどうか考える時間もなく一発勝負になります。
当然、やり直しはできますが、一発勝負なのでカットの位置の微調整などはできません。
ユーザーの考える余地、試行錯誤の余地を与えてもらえません。
CINEMA4Dの決まりがあってその決まりを守って、ユーザーが操作させられている感覚です。
しかし、CINEMA4Dだけを使っていれば、それが当たり前なんでしょう。)
また、CGソフトとはそんなものだと言えばそうなのかも知れません。

しかしそれとは、対照的にmodoのモデリングは、つねにユーザーの意思や操作が優先されてユーザーの命令のもとmodoが働きます。
ベベル、スライス(ナイフ)、押し出しから、移動、回転…すべての操作においてユーザーが確定するまで、ツールは解除されません。
スライス(ナイフ)も基本操作は同じでドラッグするわけですが、カット面をずらしたり片方のポイントを移動して角度を変えたりなどいくらでも微調整できます。
試行錯誤してそれでよければ、スペースキーで確定します。
これで、ツールが解除されてスライスが確定されるわけです。
しかし、つねにユーザーに決定権があるので、ドラッグしてマウスを離した時点でカットが成立するようにもできます。modoはユーザーの命令に従います。
ツールの振る舞いまでもユーザーが決めることができるのです。
また、ツールを組み合わせてオリジナルのツールをつくることまで可能です。

ILMのデザインチームがmodoを触って感動したと言う話しを聞いたことがありますが、大抵のクリエイターはmodoを触ったときに感動するでしょう。
ユーザーの意思通りに働くからです。そう、思考の妨げにならないからです。
どんな機能があるとか、こんなことが出来るとかそんなこと以前の問題です。
以前に東京の勉強会に参加した時、田崎さんのプレゼンテーションでmodoの開発コンセプトを聞くことができましたが、非常にすばらしく感動しました。

私はmodoが完璧なソフトだとは思っていません。
CINEMA4Dに出来て modoに出来ないこともあります。(その逆もあります。)
特にCINEMA4Dのスプラインの機能は圧巻です。modoとは比べ物になりません。
また、CINEMA4Dの方が安定性も高いでしょう。
しかし、使用感が違います。
modoの方が使っていて気持ちいいですし、遥かに疲労度も少ないです。
疲労度も少ない上にmodoは驚くほど短時間でモデリングできます。

それは、modoは、ユーザーの頭であり手足だからです。

CGソフトを操作する人をオペレーターと呼ぶことがありますが、おそらくmodoはオペレーターと言う言葉が一番似合わないソフトじゃないでしょうか(笑。


2011/09/23

たかが電卓、されど電卓。



みなさん、電卓ってどうされていますか?
パソコン上の電卓ソフトを使っていますか?
それともデスクに電卓を用意していますか?
また、電卓になるテンキーなんかもありますよね。
一長一短があると思うのですが、私は一応デスクに電卓は用意してあります。
ケースバイケースではありますが、パソコン上の電卓ソフト(計算機能)ってそんなに便利だと思わないんです。
Macの場合、Dashboardの電卓使ったり、計算機ソフト使ったり、またiPhoneやiPadの電卓アプリ使ったりと色々使ってみましたが、やっぱり普通に電卓が使いやすい。

JV-220W-N今朝、カフェでモーニング中に雑誌を見ていて便利な電卓を発見!
その足で電気屋さんなど数店舗を探しましたが見つからないので帰ってからネットで注文。

一見、特にどうってことない電卓なのですが、液晶画面が2段になっていて、計算結果を比較したりできます。
まぁ、びっくりするような機能ではありませんが、そういうのって便利だと思いませんか?
多機能電卓は色々ありますが、これぐらいの便利さがちょうどいい。
これ以上のことを望むならパソコンの計算機ソフトを使えばいいわけだしね。
2つの液晶画面で使い方広がる!


たかが電卓ですが、されど電卓なんです。
さっと使えて、ちょっと便利なツイン液晶電卓が気に入りました。

第8回modo大阪・勉強会の内容について


10/1 土曜日13:30~17:00、第8回modo大阪・勉強会の内容についてご更新します。

ドクター柳村さんからは、リプリケーターの機能を中心にインスタンスや複製について解説して頂きます。
また、私からはテンプレート(バックドロップ)を使った家具のモデリングを解説します。

前回まで、私は2種類の内容の解説をしていましたが、それでは参加者の質問に答える時間があまりないことや時間の関係でどちらの解説も急ぎ足になってしまう傾向がありましたので、今回からはドクター柳村さんと私と1種類づつの解説にして内容を充実させ、またコミュニケーションの時間も増やしたいと思います。

2011/09/18

modoとCINEMA4DとV-Ray

連日、CINEMA4D、V-Rayと格闘中です。
モデリングはmodoでおこないますが、一旦CINEMA4Dに持っていくと変更や修正はCINEMA4Dでおこなう方が効率がいいはず。
そんなわけで、CINEMA4Dで変更作業のシュミレーション。(モデリングの特訓)
しかし、実際にCINEMA4Dでモデリングしてみるとmodoとのレベルの差は明らか。
modoで1〜2時間もあれば十分できる変更もCINEMA4Dでは、半日以上かかってしまった。
この時間の差は慣れの問題じゃなく、モデリングの操作性にそれぐらいの差がある。
CINEMA4Dもよくなったとは言え、やはりmodoと同じことをするのに2〜3手間多くなってしまう。

しかし、レンダリングとなるとV-Rayが圧倒的に優れている。
まぁ、V-Rayはレンダラーソフトなので優れていて当たり前。
統合ソフトのレンダリングの方が優れていたら、誰もレンダラーなんて買わないやん。

modoのレンダラーの特徴は、リアルタイムプレビューと高速レンダリング。
現在のVRAY for C4Dには、RTが搭載されていないのでプレビューできません。
しかし、VRAY for C4DはCINEMA4Dと完全統合されているので、インテラクティブレンダーをV-Rayのエンジンで表示できるのがせめてもの救い(笑。
レンダリング速度は、modoの方が速そうに思っている方も多いでしょうけど、同程度の品質となるとV-Rayの方が圧倒的に速いと思います。

とにかくV-Rayは賢いレンダラーです。
なので、高品位な画像制作のためにはCINEMA4Dは絶対に通らなければいけない茨の道と思って、頑張らねば…。

2011/09/11

V-Ray test_01


テストレンダリングです。
外観パースのテストレンダリングトはもう済ませたのですが、
仕事のデータのため公開不可能。

モデリング:modo(たぶんmodo401)
セッティング:CINEMA4D R13
レンダリング:VRAY for C4D 1.2.6 with VRay StudioTools v1.0 (Physical Camera)
ポスト処理なし

2011/09/07

CINEMA 4D R13


CINEMA 4D R13が今日MAXONから届きました。
昨日、リリースだったのでなかなか早い対応に感謝。
また、オークさんにV-Ray for C4DのライセンスをR13用に書き換えをお願いしましたが、こちらは、昼過ぎにメールでお願いして夕方には、新しいライセンスが届きました。
オークさんもいつも気合いの入ったサポート、ありがとうございます。

さて、CINEMA 4Dはmodoの前から使っているので使用年月では、modoよりはるかにながいです。
(使用時間では、多分modoの方が多いはず。)
現在、CINEMA 4DはV-Rayでレンダリングするために使っていて、R11で止まっていたので、久しぶりのバージョンアップです。
今回からは、MAXONサービス契約に入ったので今後はずっと最新バージョンを使っていくはず。
ところで、R13ですがモデリングがかなり使いやすくなっています。
回転やスケールにスナップが使えるようになっていますし、modoのアクションセンターまでとはいきませんが、軸ハンドルも自由に設定出来るようになっています。
その他にもダブルクリックで連結されているポリゴンを選択できたり、エレメントの選択範囲を変換できたり…などなど。
(R11.5 とR12は使っていないのですべてR13で搭載された機能かどうかは不明ですが…。)
と、言う訳でR13では、かなりmodoに近い操作が可能になっています。

modo501は、立方体マッピングでバンプを使うとテクスチャが荒れるというバグがあって、
建築関係では、外壁などにバンプマップが使えない状態です。
(UVマップでマッピングすれば大丈夫らしいですが。)
それでは、いろいろと制約も出てきますので、V-Rayの使用率を上げていこうと思っています。

2011/09/02

もし、車で例えるなら…

Macは昔、「パソコン業界のポルシェ」なんて言われたこともありますが、
「なになに業界のなになに」とまったく違うものに例えることはよくあります。
この場合、コンセプトが似ていたり業界の中でのポジションが近かったりするわけです。
しかし、Macも昔とずいぶん変わりました。
今、Macを車に例えるならアウディのような気がします。
共通点は、デザインへのこだわり。シンプルではあるが研ぎすまされたデザイン。
また、すべてに置いて根本的な部分に対してのこだわりとアプローチ。
軽量アルミハイブリッドボディ「アウディ ウルトラ」は、Macの「ユニボディ」。

そんな感じで、CGソフトも独断と偏見で車に例えてみました。
まずは、modo。
modoを車に例えるならシトロエン。
共通点は、独創的で先進的。ひとことでいうならアバンギャルド。
シトロエンは、昔にBXブレークに乗っていたことがありますが、実際に乗ってみないとわからない、他の車とは次元が違う乗り心地があります。
modoも同じく使ってみないとわからない次元の違う使いやすさがあります。
そんなシトロエンの乗り心地を実現しているのが、ハイドラクティブサスペンションシステム。modoでいうところのシェーダーツリーみたいなもんです。
どちらも、高い理想をコンセプトに設計されていますが、そのコンセプトに技術が追いついていない部分もチラホラ。結果、若干トラブル多め。(シトロエンもよく故障しました。)
しかし、30年以上車に乗っていますが、一番印象にに残っている車ですね。
今でもあの頃に戻って乗ってみたい車ナンバーワン。

次は、CINEMA4D。(来週にはR13が届くはず。それについてはまた後日。)
CINEMA4Dは、made in ドイツなので、ドイツ車に例えるのが妥当のようにも思えるのですが、私のイメージでは北欧車。ボルボというよりはサーブかな。
CINEMA4Dを車に例えるならサーブ。
質実剛健。地味ではあるけどいろんな部分にこだわりが感じられるものつくり。
車好きは、サーブと言えば知っているがそうでない人には知名度やや低い。
CG関連業務の人は、CINEMA4Dと言えば知っているがそうでない人には知名度やや低い。
サーブは以前に9-3に乗っていたことがありますが、非常にいい車です。
もともとは航空機メーカーで、車つくりにも独自のこだわりがあります。
どちらも、飛び抜けた先進性やオリジナリティには欠けますが、安定性はバツグン。

次は、3ds MAX。
さわったことはありますが、使ったことはないので…。
3ds MAXを車に例えるならベンツ。
特徴は、圧倒的な知名度と歴史。
車と言えばベンツ、CGソフトと言えば3ds MAXと言うぐらいの知名度はありますが、
最近はややその知名度にも陰りが。
時代の先頭を走っていた技術力も今ではあまり感じられなくなってしまいました。
これを買っておけばまず間違いなし的な風潮もどこまでもつか…。

最後にShade。
Shadeを車に例えるなら、日産スカイライン。
華々しい過去の栄光を背負っていますが、最近はあまりお見かけしない。
実は、スカイラインは桜井 眞一郎が開発責任者でなくなった時に終わっていた。
実は、ShadeはExpressionTools, Inc.からイーフロンティアに移った時に…。
伝説のスカイラインGTRも今では、NISSAN GT-Rに車名変更。スカイラインの名前はそこにはもうない。
伝説のShade 6は、Shadeの中の最高傑作。今に蘇れば、迷わず買う。

他にもCGソフトは沢山ありますが、今日はここまで。