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modo実践チュートリアルビデオ デザイナーズハウス編



modo実践チュートリアルビデオ デザイナーズハウス編がリリースになりました。
第4作目となる今回は、ミース・ファン・デル・ローエの(Ludwig Mies van der Rohe)のファンズワース邸(FarnsworthHouse)を題材にモデリングを学習するビデオになっています。

詳しくはこちら。http://www.luxology.jp/modo/designershouse.html

僕が常々思うのは、チュートリアル本でもチュートリアルビデオでもその題材を手順通りに作成できてもあまり意味がないということです。
ビデオの題材は完成させることが出来ても、いざ自分で何かを作成しようとすると、うまく作成出来ないということはよくあると思います。
要するにビデオで学んだ操作をうまく自分の制作に応用できていないわけですね。
しかし、応用すると言っても自分が作成しようとしている部分がビデオで学んだ操作に適しているとは限らないわけです。
また、その操作が適しているかどうかは、その部分で使える操作を数種類知っていてこそ適しているかどうかの判断がつくわけなので、一つの操作しか思いつかなければ適しているかどうかなんてわかりません。

僕はモデリングのスキルには2種類あると思います。
難しい機能をしっかりと理解しているのは、高いスキル。これは縦方向のスキルになります。
それとは別にいろんな機能や使い方を理解しているのが幅広いスキル。これは横方向のスキルになります。
まずは、幅広いスキルを目指してください。
何事も視野を広く持った方がいいのです。

だから、いろんな操作方法を身につけてください。
そして、「なぜそうするのか?」などその操作の本質を理解してください。

そういう想いから、modo実践チュートリアルビデオ デザイナーズハウス編では、同じような部分でも操作方法を変えています。
また、その操作の意味を理解して頂きたい部分には、新しい試みとしてビデオの途中に数カ所ワンポイントアドバイスを入れました。

このビデオは、初心者の方でもわかりやすい内容になっていますが、初心者対象というわけではありません。
中、上級者の方でも「こんな操作方法もあるのか」と気づく部分はたくさんあるはずです。
また、途中からは実際に僕が使用しているカスタマイズも少し紹介してそのカスタマイズで操作していますのでご参考にしていただければと思います。

コメント

  1. 初めましてHIBIさん。この記事は本当に私の心に響いきました。
    私はC4Dを独学で勉強しチュートリアルを見て、数々のチュートリアルを作成してきました。意味もわからず数値を入力し作成の日々、成長しているかどうか判断出来るものがないぶん不安だらけでした。
    「操作の本質を理解する」本当に重要なことだと思います。一つ一つ理解していきながらの方が努力を続けられる方法なんだと思います。
    まだまだ新米ディレクターですが、大阪で巡り合えるよう頑張ります!。これからもブログ楽しみにしています。

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