ここ数日TVのニュースで焼き肉の話題が多いですね。 そう、明日で生レバーが終わっちゃいます。 ある事件をきっかけに日本の食文化のひとつにピリオドがうたれるわけです。 ものごと安易に考えすぎるバカヤローからすれば、焼き肉なんて肉を仕入れるルートさえ確保すれば、あとは切って出すだけなので簡単な商売なわけですよ。 しかし実際は簡単に見えるものほど奥が深いわけで、素人が簡単にできるもんじゃないわけです。 いろんな技術が進歩して、情報も豊富な現代では、プロのスキルがなくとも簡単にできることも多くなりました。 とは、言っても本来それはアマチュアレベルの話しであって、プロフェッショナルレベルではないのですが、勘違いしてしまう人が多い。 こういう現象は、飲食業に限らずいろんな業種、職種で起こっているように思います。 以前、TVでフォッション雑誌の撮影風景を観て驚いたことがあります。 カメラマンは、若い女性でしたがカメラをしっかりホールドして持てていない。 「いやいやいや、カメラ持ててないやん。基本中の基本が出来てないやん。そんなんでちゃんと写真撮られへんやん!」と思わず突っ込んでしまいましたよ。 デジカメになってその場で確認できるし、多少のことは簡単に修正できるので、カメラとパソコン買えばプロカメラマンってわけですか。 最近、建材メーカーの商品に幅木や回り縁の出隅カバー、入り隅カバーってあるの知ってますか? 本来、出隅、入り隅の処理は45度にカットしてピタッと合わせるわけですが、最近の大工さんはこれが出来ない人が増えてきてると建材メーカーが言ってましたよ。 抽象的なデザインや造形って一見簡単そうなので簡単に手を出してしまいがちですが、安易に考えすぎてないですか? 絵画で言うなら抽象的は、写実的の手間にあるものじゃないんですよ。 抽象的は写実的の延長にあるものなんですよ。 写実的の手前にある抽象的にはまったく説得力がない。 なんでも安易に考えすぎてないですか?