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Maxwell Render 3.0 活用セミナーその2

Maxwell Render 3.0 活用セミナー申し込まれましたか?
講演の順番が少し変更になりました。
1、ステラジアン様(物理ベースを基本とした制作パイプライン構)

2、日比(クリエイター目線でMaxwell Renderについて解説させていただきます。)

3、大伸社様(社内CGチームの事例・実績についてご紹介。)

4、日比(主にMODOからMaxwell Renderのワークフローをデモンストレーションします。)

このようなスケジュールの予定ですので、私は2回登壇することになります。

では、Maxwell Renderについて少しお話…。
Maxwell Renderはなぜレンダラーではないのか?
理由は簡単です。
レンダリング設定がないからです。
Maxwell Renderはアンバイアスなので、当然ですがイラディアンスキャッシュなどバイアスの設定がありません。(アーティファクトに悩まされることはありません。)
また、プログレッシブレンダリングなので、アンチエイジングの設定もありません。
さらに物理ベースなので、反射回数、屈折回数、間接光の反射回数などもありません。

レンダリング設定がないと言うことは、設定に悩む必要がないので時間短縮になります。
また、レンダリング設定によるレンダリングの失敗がないわけです。

また、面白い使い方としては、
MODOでレンダリングする時に、そのシーンの場合にどのような光感がリアリティがあるのか迷う場合があります。
そんな時は、Maxwell Renderのプレビュー(Fire)で確認して参考にします。
例えば実際の写真があれば、それをまねることはそれほど難しくないじゃないですか。
それと同じようにMaxwell Renderのプレビューを見ることで、ライティングの方向性を見出すことができるわけです。
そんなわけで、他のレンダラーでレンダリングする場合でもMaxwell Renderは利用価値があります。
ただし、Maxwell Renderのプレビューを見てしまうと、こりゃMaxwell Renderでないと無理だわと思ってしまうことも多いですけど。

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