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サブディビジョンサーフェイス

このふたつの円柱の違いってわかりますか?
わからないでしょ。わからないように正確に作ってますので・・・。
実は、左は円柱にエッジベベルをかけて丸めたものに、スムージングの処理としてエッジを追加したもの。要するにポリゴンモデリングの基本の基本です。
それに対して右は6角柱にエッジベベルをかけて、エッジを追加したもの。
エッジウエイトは使っていない、普通のSDSです。
メッシュ画像はこんな感じになります。
ついでに12角柱も並べてみました。

SDSは、曲面が多い有機的なオブジェクトのモデリングでは威力を発揮しますが、工業製品などの無機質なオブジェクトではあまり使われないようですね。
理由は数値的に正確ではないからということのようです。
簡単に言うと、丸っこくなってしまうので、正確にモデリングできないと言うことでしょう。
いやいや、やろうと思えばこれらの画像のようにポリゴンと同じ形状をSDSで再現することも可能ですよ。
ちなみにポリゴンのサイズに対して計算をして同じサイズのSDSの形状を作成しているのがミソです。

そんなわけで、私はSDSをホントよく使います。

コメント

  1. いつも拝見させて頂いております。
    少しマヌケな質問かも知れませんが、SDSを適用すると頂点の数が少ない物ほど痩せると思うのですが、この例の場合、SDS後のサイズを全て同じにする為に、6角柱・12角柱・多角柱の半径をあらかじめ変えてあるのでしょうか?
    これがミソの部分なのでしょうか?

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  2. M130さん、こんにちは。
    一旦、ポリゴンと同じ半径の6角形や12角形の多角形を作成し、スケールで拡大しています。
    同じ拡大率で、どんな半径のサイズでも合います。
    当然、6角形、12角形など面の数によって拡大率は変わります。
    6角形なら四捨五入して123.08%ぐらいでいいんじゃないでしょうか。
    ベベルも同じく実際のベベルの何パーセントでベベルをかけて、さらに何パーセントの位置にエッジを追加してという感じに作成します。
    しいていえば、ミソはこのベベルの合わせ方でしょうか(笑。

    現在いろんなケースで検証している段階なので、ある程度答えが出た時点で公開したいと思います。

    返信削除
  3. ありがとうございます。
    やはり綿密にサイズの調整をしておく必要があるのですね。
    しかし一度真面目に向き合ってコツを掴めばとても良さそうですよね。

    公開も楽しみにしておりますし、自分なりにも探求してみたいと思います。

    返信削除

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MAYAのベベルの疑問解決!

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数値入力

地味な話ばかり続きますが、仕事する上で大切な部分でもありますので、もうしばらくお付き合いをよろしく! 例えばオブジェクトまたはエレメントを移動する場合に決まった数値分移動すること もあれば、移動してその移動距離を取得したいこともあります。 MODOやCINEMA4Dはマニピュレータを移動させると、マニピュレータの近くに移動した数値が表示されるので、どれだけ移動したかわかります。またMODOは移動のトランスフォームの項目でもわかります。MODOはほとんどのツールに数値が表示されるし、数値を制御できるので、大変便利だと思います。 MAYAはマニピュレータを移動すると移動した数値を表示する機能は基本的には多分ありません。しかしユニバーサルマニピュレータだけは移動量だけではなくオブジェクトのサイズも表示されます。また表示されている数値を変更するとその数値分移動、サイズ、回転します。マニピュレータのハンドルをクリックすると数値入力フィールドが出てきます。 すごく多機能で「大したことできそう」感が漂いますが、オブジェクトのバウンディングボックスに対しての操作だけなので大したことはできません。あまり使われていないからか、MAYA2015はシェルフにあったはずですが、MAYA2016ではメニューからしかアクセスできまん。 ではMAYAで移動した距離を取得する方法は?と一瞬考えましたがこれぐらいのことなら少し調べればmelで書けます。とにかくどこかに表示できればいいわけですしね。とは言ってもそんなことしている暇もないので、現状はスクリプトエディタに表示されるコマンドから移動距離を確認しています。 (はい、mel書かなくても表示できちゃいました。) さて、次に移動させる数値がわかっている場合はマニピュレータで移動するよりは即数値入力が一番手っ取り早いわけです。MODOはWキーで移動ツールを起動して数値を入力してspaceキーまたはQキーで移動ツールを解除という流れになりますが、以前からこれ結構面倒な手順だなと思っております。 MAYAは数値入力で移動するにはステータスラインにある入力ラインが手っ取り早いです。 ハイパーシェードのアイコンの横にありますが、多分デフォルトでは畳んでありますので、ひっそり感はマックスです!また、見た目もかなり「大したこと